明日死ぬ僕と100年後の君


わたしのボランティアのイメージと言えば、紛争地帯で医療従事とか、そういうおよそ学生がやりそうにはない危険そうな仕事だった。


「今日は学校の資料室の整理で、明日は地域清掃のボランティアをしに行くことになっているよ」

「ち、地域清掃? それってその辺の道の掃除をするってこと?」


イメージよりもずっと地味な活動に拍子抜けする。

まあ学生が出来ることなんて、そんなものなんだろう。

学校の部活動で、そんなに危険なことをさせるわけがなかった。


「いちばん多いボランティアだよ。今回は近くの商店街の掃除」


紛争地帯とは比べものにならないほど平和な場所だ。

ほっとすると同時に、一気に憂鬱になる。


教室掃除だって億劫で「いくる、同じところばっかり箒で掃いてないでちゃんとやって」とよく友だちに怒られているっていうのに、地域清掃?


うんざりして天井を仰ぎ見た。

そこには救いどころかシミひとつだってなかったけれど。