明日死ぬ僕と100年後の君





「ねーちゃん、来たかったらまた来てもいいぞっ」


ボランティア活動を終えて施設を出るわたしたちを、わざわざ追いかけてきてくれた隼人くん。

少し拗ねたようにそう言った彼が可愛くて、笑いをかみ殺しながら「いいの?」と返せば、意思の強そうなつり気味の目が輝いた。



「しょうがねぇなあ。ねーちゃんはなんていうか、コーコーセーって感じしないし、トクベツに仲間に入れてやるよ!」


子どもっぽいと言われているみたいだけど、悪い気はしなかった。

仲間らしく「またね」と拳を合わせ、手を振る隼人くんに見送られ、わたしと有馬は施設を後にした。


久保さんの姿はここにない。

あのあと部屋に戻ってきたのは有馬だけで、彼女は体調が悪くなったから先に帰ると、有馬から説明されていた。


そんなにわたし、久保さんを追い詰めるような言い方をしたのかな。

別にあれは、彼女に対して言ったわけでもなかったんだけど。


でもまあ、確かに顔を合わせずらいという意識はわたしにもあったので、深く追求はしなかった。