明日死ぬ僕と100年後の君


でも彼女に同情する気持ちはちっともわかず、それはきっとわたしが冷たい人間だからなんだろうと思った。

わたしは自分のこと以外、他人のことは思いやれないひどい奴だ。

隼人くんのことは、なんとなく近いものを感じたから言っているだけで、本質的な部分では何ひとつ正しく理解はしてあげられない。


わたしは、わたしたちは、とても孤独だ。

共感なんてきっと、勘ちがいや思い込みでしかない。



「……うん。久保さんは悪くないんだろうね」



だったら悪いのは誰だろう。

誰でもないなら、なにが悪いんだろう。


どうすればよかったんだろう。


みんなただ、普通に幸せになりたいだけなのに。

ただ生きる。それさえもままならない。


傷つき落ち込む久保さんを慰めることもせず、わたしは彼女に背を向けて、隼人くんを追いかけた。