明日死ぬ僕と100年後の君





一生お近づきになることはないだろうな、と思っていた。


わたしとは真逆の場所に立っているような人だ。

接点なんて考えてもひとつも思い浮かばなかったし、これから出来ることもないだろうと存在も忘れかけていた。


それなのに、なぜ。



「うわあ、すごいな。そんな顔でうちの部室に来た人ははじめてだよ」


わたしの顔を見て少したれ気味の目を丸くしたのは、あのボランティア部の聖人だった。

狭い部室のテーブルについて、面白そうにじろじろと見て来る相手に鼻白む。


「そんな顔って、どんな顔?」

「苦虫を噛み潰したようなって、こういうことを言うんだろうなーって顔?」


優しさだけで出来ていそうな顔をしているのに、ボランティア部の聖人ははっきりものを言うらしい。

まあ実際そういう、苦虫という生き物を百匹くらい口に突っ込まれたような気分なのは確かだ。


ため息をつかずにはいられなかった。

どうしてわたしが、よりにもよってボランティア部なんかに来るハメに……。