目が覚めると、真っ白な天井。 「ここは…?」 「亜子!」 夏目さんの声。 声のした方を見ると、安堵したような顔の夏目さんがいた。 「亜子…良かった、目覚めたんだね」 ぎゅっと私の手を握る夏目さん。 「夏目さん、ここは、どこ?」 「ここは、病院だよ。麗奈ちゃんが全部やってくれたんだ」 麗奈が…。 そっか、麗奈の家、病院もやってるんだっけ…。