イケメン御曹司は一途な溺愛王子でした~愛の重さはヘビー級?!~

「それでは、片付けているうちに、お風呂入ってきてくださいね」

にこやかにお皿を下げていく玲一さんに

「そんな、玲一さんは仕事して帰ってきてご飯まで作ってくれてるのに、私が先に入るなんて!」

思わず返した言葉。

「莉々花はまだ、浴槽に入れないでしょう?シャワーで済ませるなら、そこまで時間はかからないでしょう?」
「はい。入っても出れる自信ないですから」
「それなら、莉々花から入った方が僕もそのあとすぐ入れますし、いいと思いませんか?」

確かに、その通りだ。

「わかりました。お先にお風呂頂きますね」

そう言うと私の部屋に下着の替えや部屋着やタオルを持ちリビングを出てすぐのドアを開けて脱衣所に入る。
広い脱衣所にはそこにも収納があり広々としている。

お風呂のドアも開けると中も広々としていた。
お風呂にテレビまで付いてる!
浴室乾燥機も!
このお風呂、長居しちゃうよ。
シャワーで済ませるって言ってよかった。

そうして、少し苦労しつつも髪や体を洗ってシャワーで流してお風呂を上がる。
髪がショートボブで良かったかも。
長かったら絶対自力でどうにも出来なかった。

そうして、タオルで拭いたあと喉が渇いたのでそのままリビングへ行く。

「玲一さん、お風呂ありがとうございました」

ソファーで新聞を読んでる玲一さんに声をかけた。
そして、振り返った玲一さんは、あぁ!という顔をして

「莉々花、こちらに来て座ってください」