「それって、幼なじみとして、だよね」 玲央は一点の曇りもない澄んだ瞳で当たり前だろ、芙優は一番大事って笑った。 そっか。 初めから恋愛対象ですらなかったんだ。 悲しいけどでも。 私の16年間の思いって無駄じゃなかったよね。 私は零れそうだった涙を想いと共に拭った。