「如月くん、何で...」

言おうとしてた言葉は如月くんに抱きしめられて遮られた。

「芙優」

え...?

今、芙優ってよんだよね...?

「ごめん、俺今までずっと忘れてた」

夢?

これは夢なの?

「俺が手術頑張れたのも生きてこれたのも芙優がいたからなのに」

如月くんの目から涙が零れてる。