胸がざわざわ騒ぎ出す。 この字は。 あのノートと。日記帳の最後の文字と同じーー。 俺は渡辺さんがいた貯水タンクまで駆け寄った。 そこには銀のブレスレットが転がっていた。 すべての点と点が繋がって。 なんで今まで忘れてたんだよ。 泣き出しそうな顔。 笑顔にしたいって思ったのに。