適当に空いてた教室に駆け込んでしゃがみこむ。 チャイムが鳴ったのが聞こえたけど関係ない。 あれは反則でしょ... 捨てたと思ってたシルバーのブレスレット。 まだちゃんと付けてたし。 意味わかんない。 私のことは忘れたくせに。 もう乾き切ってたと思ってた涙がさらに溢れ出てくる。 ズルい。 忘れようと思っても忘れさせてくれない。 キミは私のことなんか覚えてないのに。 私がキミを忘れるのは許してくれない。 ーーキミ自身が。