なのに。

心は追いついてこない。


「如月くんは絶対絶対帰ってくるんだから!」

私は履きなれない下駄のまま走り出した。

待って!芙優!とマナが叫ぶのが聞こえたけどそれを無視して走る。


神社の境内の奥まで走っていって座り込む。


如月くん...ほんとにもう帰ってこないの?