わ、分かんない。 んー、と頭を唸らせてると。 如月くんの指が私の手の上からペンを握った。 腕まくりしてる如月くん。 細いと思ってたけど案外がっちりしてて腕の筋が浮いてみえる。 ドクンドクンッ。 心臓が跳ねる。 なにこれなにこれ。 「これは...」 如月くんの顔が真横に来て息が感じ取れる。