夢色メルヘン


「そうなんですか……」

自分で聞いておきながら気まずくなる。でも、前髪の奥が気になった


「やけに質問が多いですね。私のことが気になりますか?」

「……や、すみません」

「それとも、この前髪の下が気になります?」

そっと前髪を持ち上げようとする手品師


「大丈夫です!綺麗な人だなって思っただけなんで」

「それは嬉しい限りですね」

「はは……失礼します……」

去ろうとしたけど右手の手首を掴まれた