夢色メルヘン


「貴方の再来を待ち望んでいました」

また今日も長い前髪を伸ばしたままだ


「あの……見えてますか?」

まぁ、素晴らしい芸もしてるし見えてはいるのだろう


「えぇ。貴方のお美しいお顔も良く見えていますよ」

「……え?あ、じゃ、他にいないんですか?一人で手品を?」


返しに戸惑って、別の質問をする


「そうですよ。寂しいですねー」

表情は相変わらず見えない。けど、声色は悲しそうだ。