夢色メルヘン


「お会計行ってくるね」

「あっ……いや、お願いします」


お金を持ち合わせていないことに気付いた。やっぱり、掛け持ちでもしようかな。


「ごめんなさい。ごちそうさまです」

「気にしないで、こっちから誘ったんだもん。それより…ごめんね、ちょっと背伸びしようと思ったんだけど失敗しちゃったね」


「でも、寧ろ新鮮で良かったですよ。ソウタさんにもそういうところあるんだなって親近感湧きましたし」

素直に頑張ってくれて、嬉しい


「ありがとう。今度は……背伸びせずにオススメの場所紹介しても良い?」