「取り敢えず、ありがとうございました さようなら」 旅人さんはこちらに少し気に留めないように、ご飯を食べていた どうして、こんなに振り回されているんだろう。 気にしないようにとシャワーを浴びて、布団へ潜った またあの夢を見てしまわないか、少し不安だった。でもそれ以上に、明日のことが楽しみだったりもする。こんなこと、いつぶりだろうか。 目を閉じると、幼い頃の映像が浮かび上がった。楽しそうに本を読んでいる。昔の私は良く物語を書いていた……気がする 遠い日の記憶は、思い出せないけど