夢色メルヘン


「あり、がと……コハル。」


出会って全然立ってないけど、こんなにも胸がポカポカするのは初めて。


「うん……あっ、いけないいけない!
そろそろ戻るね!」


急いで行ってしまったコハルの背中を見つめる


「いやぁ。良い友情だねぇ」

後ろから声がしたと思えば、旅人さんだった


「あの、見てました?恥ずかしい……」

「恥ずかしがる必要なんてないよ。そうだ、俺とも一緒に美しい友情を築かない?」