「魔法、初めて見たので……」 「……なら良かったです。貴方にもきっと出来ますよ」 きっとフォローのつもりだろう 「いえ、見てるだけで良いです」 「信じ続ける限り、何事も出来るものです。貴方が望めば……」 どきん、と心が鳴った。私は何かわからないけど忘れてしまった気がする。心がぽっかりと穴が開いてる 「私にも……できたのかな」 「私は夢を持つ方を応援しております」