「お先にあがります。ありがとうございました」 「今日はありがとうね。これからよろしく頼むね」 フミエさんは、優しく微笑む それにつられて私も同じように微笑む 「茉莉ちゃん、お疲れ様。気を付けてね」 「はい!ありがとうございました。では」 別れを告げ、外に出るとまだ暗くはなっていなかった。少し異世界の町を堪能してみたくて、町を歩くことにした 「お母さん、観に行こう!」 私の隣を走って通りすぎる親子がいた。ふと気になって追ってみる