夢色メルヘン


「あぁ、良いぞ!」


「コハル。私、金銭持ち合わせてなくて……」


突然飛ばされた見知らぬ地で、お金など持っていない


「大丈夫、大丈夫!どうせ部屋もね空いてるから気にしないでよ」


本当に気にしないかのように大らかに笑うコハル


「でも……あっ!お手伝いとか家事ならするし、バイトとか良いところない?」


商売で宿屋をしているのなら尚更タダで泊まるわけにはいかない


「あっ、本当?働けるところなら私の幼馴染みの家ののレストランならどうかな?」