「さぁ、着いたよ! 立派な宿屋ではないんだけどね!」 目の前に現れたのは、オレンジのレンガの家だ この世界でも浮かない、可愛らしい家 「オレンジのレンガ、可愛いね」 「本当!?そう言ってくれると私も父も喜ぶよー さぁ、入って入って」 背中を押されて中へ入るとロビーというか、受付所が広がる 「お父さん、この子、泊まらせても良いでしょ?どうせ部屋余ってるし」