相手はたぶん、樹…。

何も出来ない自分に苛立ちが募る。

「しゃーない。哀れな弟のために鈴ちゃんの行く場所教えてあげる。」

一言よけいだが、今は姉貴にしか頼れない。

俺は早速着替えて、りんの元へ走った。