「ゆう…た?」

「もうちょっとだけ、こうさせて。」

そういえば、前もこんなことあったよね…。

「ゆうた、覚えてる?小さい時もこうやって、無理すると急に元気なくなっちゃうよね。」

私は裕太の頭を優しく撫でる。

「私は裕太のこと大切だよ。」

きっと、裕太は急に樹君が入ってきたから受け入れられないだけなんだ。

…だから…あんな意地悪な態度しちゃうんだよね…?

「よしよし。」

「そうやって、いつまでも俺のこと幼なじみとしか見てないのすげームカつく。」

裕太がポツリと呟いた。