はっぴーえんど。

「あ、りんちゃん!バスケ召集かかってるよ!」

いいところに亜美ちゃんが…!

「あ、そうなんだ!じゃあ樹君、私先に行くね。」

私は樹君に早口に伝えると、そのまま背を向けた。

そのとき…右腕が急に強い力で引かれた。

「え…?」

「…無理はしないでね。」
樹君は私の耳元まで口を近づけ、囁いた。

「ひゃぁっ!」

「引き留めてごめんね。いってらっしゃい。」