はっぴーえんど。

「俺も探す。どーせ一人じゃ見つかんないだろ。」

「じゃあ、俺も手伝おうかな。」

「ええっ!遅刻しちゃうし大丈夫だよ!」

「時間がもったいねぇ。とりあえず、昇降口探すか。」




…ない。
上履きがどこにもない…。

「おい、これ落ちてた。」

祐太が手に持っているのは私の上履き。
でも、私の上履きはところどころ汚れていた。