あれからの日は充実している。

「あ、輝夜君。」
昼間はたまに輝夜くんが遊びに来てくれる。

「今日は何する?」
「ババ抜き!」

「お前とババ抜きすると俺が絶対勝つじゃん。」
私は頬をふくらませた。
「私強いもんっ!」

ガチャ…
急にドアが開く。

「樹くんっ!早かったねぇ。」
「今日は早帰りだったんだ。で、なんで輝夜がいるの?」

「俺は何もしてねーよ。相手したやっただけ。じゃ、俺行くわ。」
そう言って、輝夜くんは出ていった。
気を悪くしたのかな…。
後で謝っとかなきゃ…

でも、今は…。
私は樹くんに抱きついた。