どうして、お父さんの体が不自由にならなきゃいけないかったのか。

「全部…全部、貴方がいなくて、私たち2人きりだったら…こんなことなかっじゃないっ!どうして…私はこの人を愛してるのに…あんたなんか…」

私は最後の言葉まで聞けなくて、リビングを飛び出した。


裸足のまま外へ出る。
走って…走って…ハシッテ…ハシッテ…

きづいたら、あの公園に来ていた。
…私、昔と何も変わってない…

樹くんと座ったベンチに腰掛けた。

…ほんとは、追いかけて欲しかった。
それで、嘘だよって…ごめんねって…
……その言葉を期待してた…。


そんなの、無理なのに…
だって、悪いのは私だもん。
…家を壊した私が悪いの…