「なんで、そんなにガリガリなんだよ。それに、顔色も少し悪い。ちゃんと食ってんのかよ…、」

裕太はため息混じりに愚痴る。

「う、うん…食べてるよ…」
私は足枷のついている足をさりげなく隠すが、裕太に見つかってしまう。

「おまえ…っ!!それなんだよっ!!」
裕太は私の腕を掴むと、玄関の中に入って私の足元にしゃがみ込んだ。

「どーゆうことだよ。これ。」
裕太はやっと落ち着いてきたのか、私の肩を掴んだ。

「話せば長くなるんだけど…。」

私は裕太をリビングのソファに座らせ、ポツリポツリと話し始める。