「ここか…。」
場所は樹の家であるアパート。
1度だけ、樹のアパートで男バスの1年の何人かを集めて、練習メニューを考えたことがあった。
…覚えててよかった…。

俺は恐る恐るインターホンを押した。

「はーいっ。宅配便ですか?」
それと同時に帰ってくる聞き慣れた声。

やっぱり…ここにいた。