君に会える…最後の夜…。

私は松葉杖を付きながらゆっくりと公園へ向かう。
でも、すぐに君の顔が見たくなっていつの間にか駆け足になっていた。

…走れないくせにね。

私は何度も転びそうになりながら彼の元へ向かう。
君は私を見て少し驚いたが、そっと背中に手を置いた。


我慢していた涙が頬を伝って地面に落ちた。