ピンポーン

インターホンで目が覚めた。
あ、やばい…完璧寝坊だ。
私はパジャマ姿のまま、急いで玄関へと向かう。

「ゆ、ゆーた、ごめん、寝過ごした!」
玄関を開けると立っていたのは、祐太ではなかった。

「あれ…樹君…?」

「おはよ。ごめん、嬉しくて早く着ちゃった。それと…鈴ちゃん…服が…」

特に約束もしてなかったけど一緒に登校してくれるのかな…?
それと…服?
私は自分の服装を玄関の大きな鏡で確認する。

「あ、ああっ。」

気づかなかったけど、上着のボタンが外れて下着がばっちり見えていた…