夜の7時にもなると流石に子供もいない。
静かになった公園には君と俺しかいなかった。
俺たちは前と同じようにベンチに腰掛けた。
「いっくんと会ってもう1年たつんだね。」
君は少し寂しそうに言った。
「そうだね。あっという間だったよ。」
…幸せな時間ほど早くすぎると言うけど、本当に短すぎた。
「俺、中学は私立に行くんだ。」
君は目を丸くし、涙を貯めた。
「そ、そうなんだね。」
無理して笑う君。
…いっそ、泣いてくれたほうが気が楽なのに。
「俺さ、親にも見捨てられてて、もう全部嫌んなった時に鈴ちゃんに会ったんだよね。俺…鈴ちゃんに会えてよかった…。」
君には少し前に俺の家の事情の事は全て話した。
そのせいか、君の顔色がどんどん曇っていく。
……君がそんな顔する必要ないのに。
「私、いっくの役に立てた気がしないんだけどなぁ。」
静かになった公園には君と俺しかいなかった。
俺たちは前と同じようにベンチに腰掛けた。
「いっくんと会ってもう1年たつんだね。」
君は少し寂しそうに言った。
「そうだね。あっという間だったよ。」
…幸せな時間ほど早くすぎると言うけど、本当に短すぎた。
「俺、中学は私立に行くんだ。」
君は目を丸くし、涙を貯めた。
「そ、そうなんだね。」
無理して笑う君。
…いっそ、泣いてくれたほうが気が楽なのに。
「俺さ、親にも見捨てられてて、もう全部嫌んなった時に鈴ちゃんに会ったんだよね。俺…鈴ちゃんに会えてよかった…。」
君には少し前に俺の家の事情の事は全て話した。
そのせいか、君の顔色がどんどん曇っていく。
……君がそんな顔する必要ないのに。
「私、いっくの役に立てた気がしないんだけどなぁ。」

