それからの毎日は君がいて裕太がいて、俺がいる毎日だった。

君と裕太幼なじみではバスケが好き。
だから、俺は二人が遊んでいるのを遠くでいている時間が大好きだった。

君が何をする時よりも輝く時間。
……でも、なんだろう。
…物足りない…。

「ねえ!いっくん!私のシュート見てた!?」
君は嬉しそうに俺の方へ駆け寄ってきた。
もう足の怪我も完治し、元気に走り回っている。

「見てた。」
何故かぶっきらぼうに言ってしまう。
もっと…君と話したいのに言葉が見つからない…。
君を見てると時々焦燥感にかられる。
…それにイライラもする。

なんで、こんな気持ちになるんだろ…。