やっちまった…
さっきから、言いたいことが言葉にできない…

なんていえばいいんだよ。

『樹と話すな』と、でも言えばいいんかよ…
引かれる気しかしない…。



「まぁ、お前がいいなら別になにもいわねーよ…」

結局出てくる言葉は、キミを笑顔にするものだけ。

「じゃ、じゃあ…また3人で仲良くしたい…」
控えめに俺を上目遣いで見つめた。
こいつ、これでも無自覚でやってるんだよ…ホントに怖い。

俺はこの顔には全く弱い。

「…わーったよ。」

鈴はうれしそうに笑い、クラムチャウダーをほおばった。