「あれー。かわいい子発見。」
「俺たちと一緒に遊ぼーよ。」
急に話しかけてきたのは年上らしき男性2人。

「あ、いえ…迷子の男の子がいるので…」

「俺達も一緒に探すからさぁ。そのあと遊ぼーよ。」
…遊ぶのはちょっと…

1人の男が私の腕を掴んだ。

「子供の前なので、や、やめてください…!」

「へぇー。子供がいなければいいの?んじゃ、そいつ置いてって俺らだけ遊ぼーよ。


…何言ってるの…。

そんなこと出来るわけないじゃん!

「…俺の彼女に何か用?」
…後ろを振り向くと、樹くんの姿。

「…チッ。彼氏もちかよ。」
そう言って男達は去っていった。