はっぴーえんど。

樹くんは目を細めて私の頭を撫でた。

「じゃあ、戻ろっか。」

そう言って樹くんは浮き輪を押すように泳ぐ。

「おおっ。樹くんくんが押してくれると速いっ。」
…ほんとに速い…。
もう岸に着いちゃった。

そして、私は焼きそば、樹くんはパンを買って食べる。
……樹くんの奢りなんだけどね…。

私もなにか買ってこよ!
「飲み物買ってくるけど、どんな物がいい??」

「俺も行くよ。」

「だ、大丈夫!ゆっくり食べてて!」

私はそれだけ言ってその場を去った。