君は驚く俺に構わず、続けた。

「食べ…させて…(ボソッ」

君はうつむき加減に言った。

……パジャマ姿に上目遣い…。
誘っているようにしか見えない…。

自分でも顔がにやけるのがわかる…。
俺は手で口元を隠しながら胡座をかいた。

「…熱かったら言ってね。」

俺は息を吹きかけ、お粥を冷まして鈴の口へと運ぶ。

「あー。」

君は俺が口元まで蓮華を差し出すと小さな口を開く。

ぱくっ。

「おいしい…。」
君は嬉しそうに顔を緩めた。