「185あるからね。」

「小学生の時は私より小さかったのにね。」
私はクスクスと小さく笑った。
「背も小さくて、根暗な俺にも鈴は優しかったよね。」

「私たち、お互いが大切だったもん。」

私は樹くんと向き合うように膝立ちをする。少し樹くんよりも視線が上になった。

「私は樹くんのこと…あっ」

言葉の途中でバランスを崩し、樹くんを押し倒すように倒れてしまった。

「いたた…あ、大丈夫!?」

…って、顔が近い…っ!!

「ご、ごめんなさいっ!」