「……間違えた問題数18…」

「えっと…あれって本気だった…?」

樹くんはとぼけた顔でキョトンとする。

「本気だよ。でも、まだ俺達キスしたことないから…」

そう言うと樹くんは胡座をかいて、足の部分をぽんぽんと叩く。

「おいで。」
私はそっとそこに腰掛けた。
後ろから伸ばされる大きな腕。

「18分間…こうさせて。」

「…樹くんの体大きいね。」
何か話さないといけない気がした。