「えへへ。」

「あーっ。」
…!?
樹くんは小さく声を上げるとそのまま私を抱きしめた。

「ひゃっ!?」

「次間違えたらキスするから。」

「ええっ!」
樹くんの声に私の顔は真っ赤。

「もう!勉強する!」

「わかった、わかった。」
樹くんは笑って私から離れた。
…少しさみしい。

もう少しくっついてたい…。
でも、勉強しなきゃ!