「はうっ!」

「あ、びっくりしちゃった?」

私は小さく頷いた。
だって、同じ学校の人と会ったらなんて言えばいいの…!?
恥ずかしすぎる…

「見せつけてるみたいで俺は好きなんだけど…。」

こういうのずるい…!
私ばっかり照れて余裕ないよ…。

「もう、朝練遅れちゃうよっ!」

私は樹くんの腕を引っ張って学校へと向かった。