はっぴーえんど。

「私の家…壊れちゃった。全部全部私のせいなの。お母さんもお父さんも…全部全部…ごめんなさい…。ごめんなさい…。」

小さな私が泣きじゃくっている。
ああ。これは夢か。
もう何年も前なのに、こうやって安眠を邪魔してくる。

「俺がいるじゃん。鈴ちゃんの幼なじみなんかより役に立つ。」

そんなこと言って、君はこのすぐ後に転校しちゃったんだよね。


…嘘つき…でも、君は私のことを考えて何も言わなかったんだよね。

…昔はあんなに口悪くて…生意気だったのに…。