姉貴は俺のもの

陸side



コンコン

「 失礼します。 」



大至急来いとの総長命令に、若干嫌な予感を感じながら

部屋の中に入った。



一人にしては大きめのソファーに堂々と座っている総長



顎で指示されて、向かいに立つ。




「 お前の最近の状態は佐賀から聞いた。


恋人関係になれて少し浮かれてるのか 」



「 ……………いえ、そんな事はありません 」



「 ほぅ。


浮かれてないのに彼女の前で高槻の従姉妹と会ったり、

高槻を彼女に近付けさせたりしたわけか 」



「 …………… 」



総長の言うことは、的を射てる



「 陸、お前全く成長してないな

俺と出会った時のままだ。


これじゃ、高槻に勝てない 」




俺は浮かれていた………


美奈と付き合えて満足してたんだ。



高槻が何もしてこなかったから

美奈の記憶が忘れてたこともあって、気が抜けてたッっ。


でも…


「 総長 俺、 成長はしてますっ!

ただ今回は、 「 成長しても海辺での事が起こったってわけか 」




「 っッ______ 」



「 それに言ったってお前の精神的成長とやらは、
一部の仲間に前と違って受けいれられたからってのもあるだろ。



いいか、このままならお前を高槻の奇襲に連れて行くことはできないからな 」



目を伏せて、心の中で息をつく