そうして俺は理事長室を後にした。



ほんとに昔も今も俺の道標はあの人だ。



いつかきっとあの人と同じ位置に…



俺は到底叶わなそうな目標を立てて、これからの生活に、少しだけ、ほんとに少しだけ期待した。








「…第一目的…か…」




それでも俺はあの人の胸の内は全然見抜けなかったんだ…