「まず、8つの力についてだ。
8つの力というのは、私たち個人が持っている力のことだ。朱乃は風、色は緑だ。零が水で青。美陽が毒で紫。そして私が火で赤だ。まぁ、この訓練場にいる者は2つぐらい使える奴がほとんどだが、表だって公表しているのは、今言った力だ。」
「表だってって…?」
「ああ、例えば美陽と零は“永精学園“の2年生でな。軍に所属している事で有名なんだ。そこで2人とも、2つの力を持っているが、公表しているのは1つだけなんだ。」
「どうして?」
「俺たちが軍に所属しているってことは、この国の敵となるヤツらと戦わないといけないだろ?そこで、2つとも力を公表したら、敵が対策を練ってくるかもしれないだろ?」
なるほどね…。だから私にも1つしか言わなかったんだ。
じゃぁ…
「もう1つの力って何?」
「他言無用だぞ?
美陽は水、俺は氷だ。」
「へぇー…。氷って何色?」
「水色だ。羽は表裏で半分ずつその色が付いている。初めは1つの色だけだったが、訓練をしてもう1つの力をコントロールできるようになったらこうなってた。ほら。」
そう言って、零が羽を出すと美陽も出していた。
「本当だ。ねぇ、8つの力ってことはあと、3つあるんだよね?」

