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「よしっ。もう全員に声掛けたよね?」


「そうだな。もういないだろ。……ん?あ、まだいた。」


「え?どこどこ?」


そう言って私達が路地裏を見ると、


「うわぁー、綺麗な金髪!すごいねっ!早く起こそっ!」


そう金髪の少女が倒れてます。


「ねぇねぇ、君大丈夫?……ってこの子ちょー美人」


「おう。…なぁ、この子…朱乃さんに似てないか?」


「…! 確かにっ!!じゃあ、もしかしてこの子が?」


そんな風に声上げてたら、女の子が起きたみたい。


「…う、 ん?」


「おはよう。大丈夫?あなた自分が誰だか分かる?」


あ、私の話し方が変わったことに気づいたあなた!!鋭いね〜
実は、人前ではクールぶってるんだよねぇ。色々事情があって…。


「………ここ、どこです、か?あなた達は?私、家でハガキ取りに行って それで羽が…」


「ストップ!そんなに焦らなくて大丈夫。ゆっくりでいいから。」


そう言うと女の子は安心したみたい。


「お前、自分の名前分かるか?」