あぁ、こんなにも秋人君のこと好きだったなんて……。



「っぅう、なっちゃん……」


誰かに縋りたくて、なっちゃんに電話すると意外とすぐ出てくれた。


『もしもしすみれ?どうだった?私めっちゃ気になってさぁ。』


「…なっちゃん、別れたよちゃんと。」


『そっか。大丈夫?泣いてたんでしょ?』


「うん…っ、やっぱり好きだったよ。うぅ…こんなに辛いなんて、っ……」


『よしよし、頑張ったね?さすがすみれ。強いや』


「強くなんかっ、な、いよ。っ泣きそうに、なって、秋人君がっ、ふっ…なんでって、言ってきた時っ、どうしようってっ…ぅ」


『秋人君すみれのこと止めたの?!…そっか頑張ったよすみれは。……ほら、もう泣かないで、寝る時は冷やしてねなよ?そして朝は温めること!そうしないとブサイクになるからねっ!じゃ、おやすみ』



ーーピッ


夏美「そっか……秋人君ほんとにすみれのこと遊びって思ってたのかな…? でも、理由がどうであれ、私の親友のこと傷つけたんだからそれなりの覚悟出来てるよね…?」