章と朝食を食べて、出かけることになった。

朝食を食べている間も、隙あれば章は私に触ろうとする。
私を抱きかかえるように座って、隙あれば頬や首筋に口づけをしてくる。


食べ終わっても、まとわりついてマトモに皿洗いもできない。

「はやくシャワー浴びて!」と雷を落とすと、ようやく観念したのかバスルームへと向かって行った。


・・・この人、こんな欧米人だったのか。


シャワーを浴びると、さっきよりもキリっとした表情に変わった。

「よし、出かけるぞ」

そう言って準備を始めた。
私もバックを取って、出る準備をした。


「どこ行くの?」
玄関を出る章について、私も部屋を出た。


「どこって・・・君の実家」


「はあ?」


「以外になんかあんの?」


「ちょっと意味わからn…」
「ないのは俺だけど」

・・・結局言い包められてしまった。

強引に手を取り地下の駐車場にひきずられ、車の助手席に押し込められてしまった。