呆気なく去った恋に、私はすこしびっくりしている。 もう、明日が卒業式というこの日、どうして今日が1ヶ月だったのだろう。 もう、関わることは無い。 そう自分に言い聞かせ、思い出を捨て去るように家に走った。 明日も行きたくないけど、大丈夫。 きっと大丈夫だから。 目さえ、合わさなければこの想いが蘇ることは無い。