黄泉の舞姫

「才色兼備のお姫サマの妹がこれって、まぁ、お嫌でしょうねぇ。お察ししますわよ。」

嫌味も含めた、わざとらしく、そう。

「でもねぇ、お分かりかしら?この我が姉は、才色兼備、と言われる程に気が利く姫ではないのですよ。お姉様のことを、なんとお聞きになられたのか。」

「琵琶と横笛の名手で、筝も上手い、と。それと、歌才もあられると、お聞き申し上げた。」

それを聞いて、私は危うく、吹き出しそうになった。

「おやまぁ、変なことを仰せね、横笛も琵琶も、私のことではなくて?」

「そなたが?」